【FX入門】FXとは?基本知識から始めよう
FXに関する基本知識をご紹介したいと思います。
基本知識なので、分からない項目だけ抜粋してみて頂ければと思います!
FXとは?
FXとは、外国通貨を売買することによって利益を上げることができる投資の一種です。外国通貨との両替と考えると分かり易いと思います。FXでは、取引通貨のレート(その通貨の価値)の変動を利用して利益を上げていきます。その通貨の価値が上がると思えば、「買い」のトレードをすれば利益が発生します。反対に、その通貨が下がると思えば「売り」のトレードをすれば利益が発生します。つまり、通貨の価値が上がる時も下がる時も、どちらも設けのチャンスになり得るということです。
【例1】買いトレード
1ドル=100円の時に1万ドルを購入 ⇒ 1ドル=101円(1円、円安になった)の時にドルを売ると、1ドルに対して差額分の1円が利益となり、1万ドル購入していたので、1万円の利益となる。
【例2】売りトレード
1ドル=100円の時に1万ドルを売却 ⇒ 1ドル=99円(1円、円高になった) の時に ドルを買うと、1ドルに対して差額分の1円が利益となり、1万ドル購入していたので、1万円の利益となる。(売りトレードは「証券会社から通貨を借りて売っている」ということになります)
FX取引時間と市場の一日について
・24時間取引ができるので、生活スタイルに関係なく資産形成が可能
FXは取引市場が平日は24時間開いているので、自分の生活スタイルに合わせてトレードすることが可能です。時間縛りがなく、好きな時に取引を行うことができるのがFXの大きなメリットになります。
・FX市場の一日について
FX市場の1日はニュージーランドのウェリントン市場から始まり、続けてオーストラリアのシドニー市場が開きます。このあたりの市場はオセアニア市場といい、世界三大市場と呼ばれる東京・ロンドン・ニューヨークの市場がどこも開いていないため、市場参加者が多くなく、あまり価格が変動しない時間帯になります。
続けて日本時間の9時頃から日本の東京市場、中国の香港市場、シンガポールのシンガポール市場が開き、少し遅れてバーレーンのバーレーン市場が開きます。この時間帯はアジア市場と呼ばれ、比較的価格の動きは緩やかなことが多いですが、日銀の政策決定会合など、アジア諸国で大きな発表などがあると相場が荒れる場合があります。
日本での夕方16~17時頃から、ドイツのフランクフルト市場、スイスのチューリッヒ市場、そして世界最大の取引高であるロンドン市場が開きます。欧州諸国の取引市場はヨーロッパ市場と呼ばれ、ここから一気に今までの相場の流れが大きく変わります。市場参加者が増えることにより、相場の動きが一気に激しくなるため、注意が必要です。
そして最後に夜の22時頃からアメリカのニューヨーク市場が開きます。ニューヨーク市場は取引高がロンドン市場に次いで大きく、ニューヨーク市場とロンドン市場のどちらも開いている時間は1日の中で最も取引が活発な時間となります。その後、早朝に向けて段々と取引が落ち着いていき、ニューヨーク市場が閉まる頃には、ニュージーランド市場が開き始めるという形で、1日通して市場が移り変わっていきます。
レバレッジとは?
FXにはレバレッジというシステムがあります。レバレッジとはテコ(lever)のことで、テコの原理のように小さい力で大きなものを動かす、つまり少額の資金で大きな取引ができるのです。
日本の証券会社では、レバレッジを最大25倍までかけることが出来るため、例えば、10万円で最大250万円分の取引を行うことが可能です。
また、レバレッジは自分の資金(証拠金)と取引をする際の比率によって自動的に決まります。例えば10万円を持っていて、100万円分の取引をしようと思うと、レバレッジは10倍になります。150万円分の取引をしようとすると、レバレッジは15倍となります。つまり、レバレッジ=取引に本来必要な金額÷自己資金ということです。
【レバレッジの例】
①証拠金100万円でレバレッジ1倍の場合 → 取引100万円分
②証拠金4万円でレバレッジ25倍の場合 → 取引100万円分
仮に1ドル=100円の時に取引100万円分(=1万ドル分)し、1ドル=101円になり売却すれば、①、②いずれも、利益1万円となります。日本では、最大25倍のレバレッジをかけられるため、②のように証拠金4万円で100万円分の取引が可能となります。ただし、レバレッジを大きくした場合、僅かな値動きでも大きく損益が生じるため、ハイリスク・ハイリターンとなるため、注意が必要です。
スワップポイントとは?
基本的に、保有している通貨に対して、その国が定めた金利の分だけ利息を得ることが可能です。今の日本の金利はほぼ0ですが、他国には10%以上の高金利の通貨が存在します。この他国間の金利差を利用して得ることのできる金利差調整額のことをスワップポイントと言います。スワップポイントは年間で得られる利息を日割りで計算して毎日受け取ることが出来ます。
【スワップポイントの例】
・日本円の利息が0.1%、A国の利息が3%であり、A国通貨を100万円分保有している場合
A国の金利(3%)ー 日本の金利(0.1%)= 差分(2.9%)
→ 100万円×2.9% = 年間29,000円の利息 → 毎日79円の利息(=29,000円÷365)
高金利通貨は新興国であるトルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドが一般的です。トルコは高金利であるものの、下落基調が続いており、2007年には1リラ=100円程度でしたが、現在は4.8円程度 (2024年5月12日時点) となっています。
トルコリラの高い金利に注目し、ポジションを持つとスワップポイント以上の為替差損が発生してしまうことがあるため、注意が必要です。私も過去にトルコリラが下落トレンドにも関わらず、金利に目がくらみ大きく損切りした過去があります。(何も考えず、高金利に目がくらんだ愚かな時期でした)
トルコリラのスワップ貯金は2023年に破滅しました(500万円の損失)
ドルストレートとクロス円について
画像引用:みんなのFX
「ドルストレート」は、米ドルで直接ペアとなっている通貨です。米ドルと日本円、米ドルとユーロなどです。
画像引用:みんなのFX
「クロス円」は、米ドルを介して取引が行われます。
【例】「豪ドル/円」では、まず「日本円で米ドルを購入」、その後、「米ドルを用いて豪ドルを購入」することになります。
その時点の「米ドル/円」×「豪ドル/米ドル」= 「豪ドル/円」でレートの計算をします。
2024年5月12日現在だと、155.7円(米ドル/円)× 0.660(豪ドル/米ドル)= 102.76(豪ドル/円)となります。
通貨の強弱について
通貨の強弱については、LIGHT FXに口座を作成すると以下のような形でみることができます。
これをみると、トルコリラが10年かけて下落している様子が一目で分かりますね!
トルコリラほどでは無いものの、日本も金融緩和から価値が下落し続けています。対してアメリカやイギリスはコロナ時からの金利上昇に伴い、上昇の一途となっています。
このような通貨強弱をみることによって、現在のレートが作られていることが理解しやすいと思います。
ここで、先ほどご紹介したクロス円の変動例についてご説明します。
【条件】米ドル/円が155円、米ドル/トルコリラが32リラとします。この時の、トルコリラ/円は、
155円(米ドル/円) ÷ 32リラ(米ドル/トルコリラ) = 4.84円(トルコリラ/円)となります。
【例①】ここで、仮に米ドル/円が下落し、154円になったとします(単純に円高)。ただし、米ドル/トルコリラは32リラで一定とします(ドルとリラの通貨強弱は同じ)。この時のトルコリラ/円は、
154(米ドル/円) ÷ 32リラ(米ドル/トルコリラ) = 4.81円(トルコリラ/円)となります。単純に円高となっただけなので、トルコリラ/円も下落します。
【例➁】次に、米ドル/トルコリラが35リラになったとします(単純にリラ安)。ただし、米ドル/円は155円で一定とします(ドルと円の通貨強弱は同じ)。この時のトルコリラ/円は、
155(米ドル/円) ÷ 35リラ(米ドル/トルコリラ) = 4.43円(トルコリラ/円)となります。単純にリラ安となっただけなので、トルコリラ/円も下落します。
【まとめ】このようにクロス円は3つの通貨の強弱関係が影響するため、ドルストレート取引(ドル/円)よりも取引は難しいと言われます。ただ、ボラリティも大きい通貨もあり、魅力的ではありますよね!
今回は、FXの基本的な知識についてまとめてみました。皆さんの参考になれば幸いです。
そんな私は、2024年5月現在、再度トルコリラのスワップポイント投資を再開しています!最近の実績と理由は以下の記事にまとめていますので、興味があれば見てみて下さいね。年利100%以上を狙っています!!
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みんなでFXで資産を築いていきましょう!!
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