【初心者の方、必見!!】電験三種合格への最短ルートと効率的な勉強方法を紹介
電験三種について調べたら、合格率が低いだの、勉強時間が1000時間必要とか書いてある・・・。
どれから手をつけて良いかも分からない( ゚Д゚)!!
今回の記事では、上記の悩みを解決します。
上記について詳しく解説しますね。
電験三種の勉強を始めた方、なかなか合格出来ない方にとっては必見の内容です。
本記事の筆者
取得資格
・電験一種、二種、三種
・エネルギー管理士(電気分野)
・技術士補(電気電子分野)
・第二種電気工事士
・第一種特殊陸上無線技士 など
仕事
・電力、エネルギー事業
勤務12年目
本記事を書いている私は、電力・エネルギー事業に携わり、電験を中心に電気系の資格を取得しています。
資格取得にあたり、私が実践した効率的な勉強方法をご紹介していきますね。
目次
電験三種受験のきっかけと合格まで
今では、電験一種まで取得できましたが、合格までには結構、苦労をしています。電験三種合格に3年、二種は5年、一種には2年とトータルで10年かかっています。ただ、これまでの苦労で効率的な勉強方法を学ぶことができました。この勉強方法をご紹介することで、皆さんの合格の助けになればと思います。
初めての電験三種 受験勉強
学校が電気科であったことから、何か電気系の資格が欲しいと思ったからでした。
それまでは電気系の勉強をしたことが無く、電験三種の難易度もよく分からない状態で、参考書1つ(理論・電力・機械・法規がひとまとめになった物)を購入し、勉強を始めました。
正直、勉強を始めた当初は、どこを読んでも、内容が分からない(=イメージできない)ため、何も頭に入ってきませんでした。しかも、参考書が各科目まとまっている物であったため、説明が雑でした。
この時の教訓として、各科目だけでも、かなりのボリュームがあるため、科目毎の参考書が必須であると実感しました。(結局、各科目の参考書を後日買いました)
3回目にして、電験三種合格
電験三種は勉強を始めたH18年に初受験し、奇跡的に「電力」の科目合格をしました。その翌年、H19年に「理論」と「法規」を科目合格。更に翌年、「機械」を科目合格し、無事、電験三種に合格することが出来ました。(電験スパイラルにならず、ほっとした覚えがあります)
効率的な勉強方法①:勉強の習慣化を身に付ける
皆さん、知っている通り、電験三種合格には、一般的には1000時間必要と言われています。
「じゃあ1000時間勉強すれば、合格できるの?」
もちろん、違います。トータルの勉強時間が1000時間あったとしても、不合格となる場合があります。
その理由は、勉強したことが、自分の力になっていないためです。
「それなら、どう勉強をしていけばいいの?」
答えは、「勉強の習慣化」です。継続は難しいですが、効果はバツグンです。
10年間、電験を勉強し続けて効果を実感できた一つがこれになります。
あなたは、私のように電験三種合格に3年もかけたいでしょうか。
もちろん、違うと思います。勉強を習慣化すれば、1年あれば十分に独学で合格可能です。
勉強を習慣化できていないと不合格になりやすい?
私は電験をH18~28年までの10年間受験し、分かったことは、勉強を習慣化できていなかった年が不合格だったということです。
勉強をできる時だけしていると、問題が記憶に残りづらく、再度同じ問題を解いたときに、解き方や考え方を忘れてやり直し(=手戻り)になっていました。
電験三種試験3年目をむかえ、不合格になった時の電験スパイラル(科目合格と科目合格取り消しを繰り返すこと)をどうしても避けたかった私は、勉強の習慣化を始めました。
私の例で言えば、仕事を始めてからは残業が多く、疲れきっていたため、夜は勉強継続できませんでした。その代わり、朝4~5時に起きて、毎日最低1時間は勉強するよう努め、習慣化するようにしました。
勉強の習慣化は朝が良い?
私が朝に勉強を習慣化して感じたメリットは以下になります。
①朝の限られた時間の中で行うため、集中して勉強できる
タイムリミットをかけると、目の前のことに集中し易くなる人間の性質です。また、朝は静かなため、勉強に集中し易い環境です。
②勉強した内容が頭に残りやすい
夜に勉強していた時よりも、問題の解き方を忘れにくかった気がします。これは気のせいではなく、朝の脳の状態について、専門家の意見は以下のとおりです。
「私たちは日中の活動を通して、目や耳からさまざまな情報を得ています。その情報は大脳辺縁系の一部である海馬に集められ、短期記憶として一時的に保管されます。その後に、大脳皮質の側頭連合野に運ばれますが、この段階では記憶は蓄積されているだけです。
それが睡眠をとることで、記憶が整理され長期記憶へと変わります。すると朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になります。この脳の仕組みが、朝の時間がゴールデンタイムだと言われる理由です」
出典:脳科学者が勧める「朝時間」の使い方(THE21 ONLINE)
③毎日、継続することで勉強のモチベーションが維持される
毎日、勉強を継続することはとても大変です。
私は毎日勉強した内容をノートに書いていくことで、「今日はこれを理解することが出来た!」と小さいながらも達成感を感じていました。
試験合格が最終目標ですが、「今日はこれを理解する」などの短期的な目標を作って、それが出来たときは小さな成功体験となり、モチベーション維持となっていました。
20222年度からは電験三種は年2回のチャンスがあるが油断しない
電験三種は人材確保のために、2022年度からは試験の受験機会が年2回に増える予定です。
ただ、難易度は変わらないと思います。
チャンスが増えたから運良く合格できると思わず、勉強を習慣化し、なるべく一回で合格する気持ちで挑みましょう。私は電験二種で経験しましたが、電験スパイラルになると、モチベーションが急激に低下し、心が折れます。
効率的な勉強方法②:勉強の流れと時間の割り振り
電験三種には4科目ありますが、一つずつ片づけていきましょう。
勉強の流れとしては、理論→機械→電力→法規の順番で勉強すると、スムーズに進められます。
理由としては、先に学習した科目の知識を後に学ぶ科目に使うことができるためです。
理論の数学的な計算については、全科目の基礎になるため、公式の使い方をきちんと理解しましょう。
電験三種試験まで1年間で勉強すると考えると、各科目に割り当てる時間は以下が妥当と思います。
1年間=理論3カ月 → 機械3カ月 → 電力2カ月 → 法規1ヶ月 → 過去問3カ月
各科目の勉強方法は以下リンクになりますので、ぜひご確認ください
効率的な勉強方法③:参考書で基礎学習→過去問に挑戦
勉強時間が無いときなど、すぐ過去問に挑戦しようとしますが、基礎が無いため、自分の力になりません。
まずは、参考書を一通り勉強し、基礎を身に付けましょう。
一通り勉強すれば、どこに何が書いてあったかぐらいは覚えているはずです。
この状態で過去問に挑戦すると、分からないことがあっても、参考書のどこを見れば良いかが分かります。
そして、調べて解くことで、記憶に残り、自分の力になりやすいです。
また、出来るだけ、ノートに手を動かして解くようにしましょう。記憶に残りやすいですよ!
以上が私がこれまで電験に挑戦し、学んだ効率的な勉強方法になります。
「こんなこと当然じゃないか」と思われた方、ぜひやってみて下さい。
1年後にきっと合格できていることでしょう🌸
電験三種おすすめ過去問題集
最期に、私のおすすめ過去問題集を紹介します。
各科目ごとのおすすめ参考書は上記リンクにありますので、ぜひご確認下さい。
電験3種過去問題集(電気書院)
電気書院の参考書は個人的には見やすく、良く使用していました。過去問の出題推移から、どの項目に重点をおいて学習すれば良いかが記載してあり、効率的に学習を進められると思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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